2026年2月号(503号)

〈視点〉グループ内部統制システムの脆弱性と体制構築

弁護士 太子堂厚子

 グループ単位で企業への信頼が構築される現代において、ひとたび子会社の重大な不祥事が生じれば、グループ全体の信用失墜を招く一方、少子高齢化に伴う人口減少による国内市場の縮小等を背景に、日本企業のグローバル進出が加速しており、グループ管理の難易度は高まっている。

 実際、子会社で起こる企業不祥事は少なくない。日本公認会計士協会「上場会社等における会計不正の動向2025年版)2025723日)によれば、20253月期に調査報告書が公表された会計不正案件44件のうち25件が子会社で発生している。

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